介護福祉士の実技試験

介護福祉士の実技試験のため、3月2日、3日広島に行ってきました。受験者がとても多くて、会場はぎゅうぎゅう詰めでした。
課題は、
「右上下肢に麻痺がある坂田さん(85歳)が、歩行器が歩行器型杖で自室にもどる途中、右膝に痛みを感じたので、車椅子に移乗し、自室の椅子に座るまでの介助をしてください。車椅子の点検は済んでいます」
というものでした。
事前に実技試験の過去問題集を購入し、熟読してみたところ、現場とは状況が違うことがいくつかありました。

まず、モデルの方は、「はい」と頷くしかしません。現場では「調子はどうですか?と伺うのに、それができません。
また、動けないふりをしているので、麻痺と言ったら、麻痺側は全く動かしません。大抵の方は、麻痺側も少し動かすので、現場での介助の方が幾分か楽ですね。
そしてモデルの方は、自分からは動こうとしません。動かし方も、こちらからいちいち、「力を入れて、前かがみになって」と言わなければ、動き出しません。現場では、利用者様は好き勝手動きますから、より安全な方法を少しアドバイスするか、体を支えるのみで良かったりします。

そんな風に、いつもしている介助とはやり方が少し違うので、とても緊張をしました。
受かっているのかどうか。