服というものは
「服って、何なんだろう」と考えることがよくあった。
服って、もともとは、皮膚を保護するため、防寒のために身につけるようになった。
それが、現代人は、何着も持っている。洗い替え以上に。
そんなに枚数必要?
クローゼットの中を見てみても、
普段着は、洗い替えで上3着、下も3着は最低欲しい。それが4シーズン。
礼服、一着は欲しい。
スーツ、ブラウスもないといけない。
スーツほどではないが、カチッとした服も、社会人なら2着は最低いる。
私は、おしゃれには無頓着だが、これだけ持っている。どれもないと困るが、皮膚を保護する、防寒のためという目的とは、違う。
では、なんなのだろうか。
例えば、パジャマで、お葬式に行けるだろうか?
礼服で友達と遊びに行けるだろうか?
行けないだろう。
なぜ?
法律に触れない程度に肌を隠し、防寒の機能さえついていれば、問題ないようにも思えるが、
そうはいかない。
私の中で出た答えは、
「服装は、相手に対する礼儀だ」
ビジネスシーンでスーツを着るのも、相手に対して礼儀を払うことになっている。
お葬式で礼服を切るのも、死者を痛む気持ちを表している。
結婚式でワンピースを着るのも、それだけで祝いの気持ちを表している。
服は、自分のためではなく、相手のために着るものなのだなと気付いた。